インドネシア首都のジャカルタがあるジャワ島のすぐ東側に位置するバリ島は、人口約400万人の常夏の島です。
愛知県くらいの大きさのこの島には毎年約400万人の観光客が訪れ、世界のベストアイランドTOP10に常にランクインしている世界有数のリゾートアイランド。
そんなバリ観光の中でもマストともいえるのがケチャックダンスです。ケチャックダンスは伝統的なものかと思いきや、爆笑してしまうくらい面白い素晴らしいエンターテインメントショーでした。
これからバリ観光に行く人には、ぜひ見に行ってほしいので紹介します。
ケチャックダンスとは
ケチャックダンス(以下、ケチャダンス)はバリ島ならではの踊りで、バロンダンス・レゴンダンスと並ぶ三大舞踊のうちの一つです。
サロンを巻いただけの半裸の男性達が松明を囲み、楽器などを一切使わずに「ケチャケチャ」と叫び声をあげて踊る様子はまさに圧巻です。
最初、ケチャダンスは伝統や歴史のある宗教的な舞踊だと思っていたのですが違います。実は、ケチャダンスは外国人芸術家の発案で生まれた観光用のダンスなのです。
古くから伝わる「サンヒャン」という呪術的なダンスをベースとして、インドに古くから伝わる叙事詩「ラーマヤナ物語」の一部が演じられています。
おすすめ!ウルワツ寺院のケチャダンス
ケチャダンスが行われている場所はいくつかありますが、私がおすすめなのは海沿いの崖の上に位置するウルワツ寺院で行われるケチャダンスです。
ウルワツ寺院は、ジャワ島の高僧によって9~10世紀頃に建立されたものといわれており、
バリ島の6大寺院のうちの1つです。お寺自体は小さく中には入れませんが、お寺の周囲の断崖絶壁・広大なインド洋の眺めは素晴らしかったので普通に観光で行くのにもおすすめです。
そして、私がケチャダンスを見るのにウルワツ寺院を選んだ最大の理由がこちら…
じゃん!!!!この素晴らしい、雄大なインド洋の水平線に沈む夕日を見ることができるのです。
ウルワツ寺院のケチャダンスの難点としては、屋外の会場で火を使うため雨天中止となることです。なので、雨が心配な日程で行く場合は屋内で開催されるツアーを選んだほうがいいかもしれません。
(ちなみに、私は雨期の2月に7日間滞在しましたが9割は天気には恵まれていました。基本的に、南国の雨はざーっと降ってすぐ止むので、旅行代理店・現地ガイド曰く結構大丈夫なことが多いとのこと)
ケチャダンスが始まるまでの過ごし方
渋滞や駐車場が混むこともあるので、ケチャダンスのウルワツ寺院には早めに到着することをおすすめします(私は1時間前に到着)。
ケチャダンス終了後は日が暮れて断崖絶壁の観光は危ない(入れないかも?)ので、ケチャダンス前にウルワツ寺院を観光することをおすすめします。
ケチャダンス前にウルワツ寺院を散策する人は多く、狭い道は非常に混雑しています。安全なバリとはいえスリには十分に気を付けて下さい。もしかしたら、途中で野生の猿に会えるかも?笑
ケチャダンスのおすすめ観賞スポット
まず、ケチャダンス素人のあなたは絶対に前の方に座ってはいけません!
なぜなら終盤のファイヤーダンスはかなり危険だからです。火のついたワラ?を蹴散らすシーンがあり、結構危ないこともあるそうです(さすがバリ!笑)。現地ガイドさんからも「万が一怪我したら大変だから前だけは辞めてね~~~~」と言われました。
前の座席はプロの観光客にお任せしましょう。
ウルワツ寺院のケチャダンスの一番のおすすめ観賞スポットは、夕日と正対する位置の後方です。ケチャダンス全体の撮影・夕日の撮影を安全にすることができますし、客席を使った演出もあるため全体を見渡せる位置はおすすめです。
待っている間と序盤は、少し眩しい&逆光(この記事のTOPの写真など)ですが、ケチャダンス+夕日の眺めは最高ですよ(上の写真も客席から撮影)。
コメディ要素も満載
ケチャダンスの冒頭部分は伝統的・歴史的・宗教的な歌劇だと感じるような構成ですが、ケチャダンスには面白いポイントがたくさんあります。
悪者に追われるシーンでは観光客の中に紛れ込んでやり過ごそうとしたり、舞を踊るシーンではあるお客さんを舞台に引っ張り上げて一緒にダンスをした後、お客さんにお面を被せて他の役者は全員いなくなってしまったり…笑一人途方に暮れたお客さんに全員大爆笑でした。
他にも、ケチャダンスには言語や文化の壁を越えた面白いシーンや見所がたくさんあります!
MCの部分もあったのですが、ただでさえ英語できない上にバリ訛り・マスクでこもっていたため全然聞き取れませんでした。周りの人は爆笑していたので面白かったのだろうなと思います…涙
次はMC部分も聞き取る!
次にまたバリ島に行く機会があったときもぜひ見たいと思うくらい、ケチャダンスは面白かったです。そしてその際にはMC部分も全部聞き取れるようになっていたい…!
MCの部分で唯一「みんなどこから来たんですか?日本から来た人~?(英語)」の部分は聞き取れて「は~~~い」と返事しました。国民性なのか本当に人数が少なかったのか、
はたまた英語が聞き取れなかったのか分かりませんが、他国に比べて全然返事をしている人がいなかったのが少し残念でした。
なので、もしケチャダンスに行った際に「日本から来た人~?」って聞かれたら大きな声で返事をしてくださいね。ちなみに、一番盛り上がっていたのはインドでした。
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(FUTARIDEライター kaya)